IoTで実現できることとは? 導入のメリット・デメリットも解説

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)とは、さまざまなモノをインターネットに接続する技術のことです。生産設備・機械・家電などをIoT化することで、データの取得や遠隔操作などが可能になります。

代表的なIoTには“スマート家電”が挙げられますが、製造業や農業など、幅広い分野での活用も進んでいます。

そうしたなか、IoTという言葉の意味は知っているものの「実際に何ができるのかよく分からない」「どのような業務に生かせるのか知りたい」という方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、IoTでできることやメリット・デメリットについて解説します。


目次[非表示]

  1. IoTにできること
    1. ①遠隔地からモノの状態を知る
    2. ②遠隔地からモノを制御する
    3. ③モノ同士でデータを送受信する
    4. ④モノ・人の動きを検知する
  2. IoTのメリット・デメリット
    1. メリット
    2. デメリット
  3. IoTの導入で製造現場のスマート化を実現
  4. まとめ


IoTにできること

IoTにできることとして、主に4つが挙げられます。


①遠隔地からモノの状態を知る

IoTを活用することで、遠隔地にあるモノの情報をインターネット経由で収集・把握できます。
たとえば、家電の使用状況や工場の製造設備の稼働状況などを、現場に出向かずに確認することが可能です。

また、インターネットに直接接続できないモノにセンサー・カメラを取り付けることで情報を収集・可視化できるようになります。

▼活用例

  • 自宅の電気ポットの使用状況を外出先からスマートフォンで確認する
  • 離れたオフィスにあるパソコンから生産ラインの稼働状況を確認する
  • 遠隔地からビニールハウス内に設置した温度計のデータを確認する

製造機械の遠隔監視による事例については、こちらで紹介しています。

  ライン停止や不良品コストの削減を目指した故障予兆(Mipox様) 1925年に創業という長い歴史を持ち、「研磨」分野のグローバルニッチトップとして、お客様のさまざまな声にお応えするMipox株式会社様は、製造機械(スリッター)等の故障を予兆検知しライン停止や不良品コストの削減を目指し実証実験をおこなっている。遠隔監視|事例|IoT コネクシオ IoTソリューション


②遠隔地からモノを制御する

IoTの活用により、離れた場所にあるモノを制御することが可能です。
インターネットを介して、スマートフォンやパソコンから機器・装置を稼働させたり、動作を制御したりできます。

▼活用例

  • 外出先から自宅にあるエアコンの電源を入れる
  • 複数台の産業用ロボットをパソコンで一括制御する
  • 遠隔地からビニールハウス内の換気設備を操作する


③モノ同士でデータを送受信する

IoTの活用で、インターネットを経由してモノ同士がデータの送受信をすることも可能です。
データの送受信によってリアルタイムの状況を把握し、状況に応じた動作をモノが自動で行うことができます。

▼活用例

  • 前方車両との車間距離をセンサーが検知して、自動でブレーキ操作を行う
  • 畑の温湿度センサーから取得したデータをクラウドサーバで分析・処理して、温度に応じて換気設備やミスト噴射を自動で稼働させる

PLCからのデータ取得による自動制御の事例は、こちらをご覧ください。

  コネクシオIoT導入事例:浄水場・関連施設の遠隔監視 浄水場・関連施設の遠隔監視システムを、当社ゲートウェイ「Armadillo-IoT G3L」を利用し、コストを抑えてIoT化したお客様の事例をご紹介します。 コネクシオ IoTソリューション


④モノ・人の動きを検知する

IoTセンサー・カメラを使用することで、モノの状態や人の動きなどをリアルタイムで把握できるようになります。

▼活用例

  • 建設現場の重機・作業員の位置を遠隔地から確認する
  • 製造ラインで通常と異なる振動・音を検知した際、管理者のパソコンに通知する



IoTのメリット・デメリット

ここからは、IoTのメリット・デメリットについて解説します。


メリット

IoTを導入すると、作業効率の向上や業務の省人化、予知保全の強化などのメリットが期待できます。

たとえば、工場内の生産ラインや製造機器の稼働状況を遠隔地からリアルタイムに監視することにより、点検・巡回業務を効率化・省人化できます。

また、設備や機械、ロボットなどの稼働データを取得して、故障・不具合の予兆を検知できます。そのため、ダウンタイムの発生による機会損失を防ぐことが可能です。

さらに、工場や農家などで設備・機械の制御を自動化すれば ヒューマンエラーによるミス・事故を防ぐことにもつながります。

これまで、担当者の知識や経験を基に感覚的に行っていた業務についても、IoTによって作業内容やプロセスを数値化することで、業務の定量化が可能になります。


デメリット

IoTの導入にあたっては、インターネット環境の構築にコストがかかること、セキュリティリスクが高まることなどのデメリットがあります。

インターネットにつながっていないモノをIoT化するには、センサーやカメラ、PLCの導入が必要です。特に、インターネット環境が整っていない工場や農家では、インフラの構築にコストがかかる点が懸念されます。

また、データがクラウドサーバに送信される際に、サイバー攻撃によって情報の漏えいが発生するリスクもあります。

IoT化を進める際は、既存設備を継続利用できるか、環境構築にどれくらいコストがかかるかを把握しておくことが重要です。そのうえで、ネットワーク環境におけるセキュリティ対策の強化が求められます。



IoTの導入で製造現場のスマート化を実現

IoTの導入により、幅広い分野において業務改善や生産効率の向上などが期待できます。

たとえば、製造現場のスマート化を進めるうえでも、IoTは重要な要素の一つです。その理由として、製造業におけるさまざまな課題への対応が挙げられます。


▼製造業が抱える課題

  • 製品のコモディティ化
  • デジタル化・ソフトウェア化への対応
  • 人材不足
  • 資源制約やCO2削減への対応

このような課題を解決して、外部環境の変化に柔軟に対応していくには、IoTやビッグデータを活用したスマート化への対応が必要です。

IoTを導入してスマート化を図ることで、次のことを実現できるようになります。 


▼IoTの導入で実現できること

  • 消費者ニーズに即した短期間での製品設計
  • 需要の変化に対して柔軟性・即応性を持った生産体制の構築
  • 設計技術・精度の高度化による、資源の有効活用・再利用
  • 製品に付随したサービス提供による新たな付加価値の創出
  • 業務の自動化・省人化による生産効率の向上



まとめ

この記事では、近年注目されるIoTについて、以下の項目で解説しました。

  • IoTにできること
  • IoTのメリット・デメリット
  • 製造現場のスマート化にIoTが有効なこと

IoTの活用により、遠隔地からモノを監視・制御できるほか、モノ同士のデータ送受信によって制御を自動化することが可能です。企業においては、業務の効率化や省人化、予知保全の強化などが期待できます。そのほか、IoTを活用して製造現場のスマート化を進めることで、生産効率や品質の向上、消費者ニーズへの柔軟な対応、人手不足などのさまざまな課題解決を目指すことも可能です。

一方で、IoTの導入にはインターネット環境の構築にコストがかかる可能性があるほか、サイバー攻撃に対するセキュリティ対策も欠かせません。

コネクシオでは、製造業をはじめとして、さまざまな分野のIoT化を支援するソリューションを提供しています。IoTの導入をお考えの方は、ぜひコネクシオまでお問合せください。

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