SmartLinkManager のカメラ機能を試してみる
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当社ソリューションセット「装置機器の遠隔監視」に使われている Smart Link Manager (以下:SLM) は、Grafanaというデータ可視化ツールと連携させることにより、SLMで収集したデータをグラフィカルに表示できたり、ネットワークカメラと連携させることにより、ドライブレコーダーのような機能を実現できたりします!
今回は、SLMのカメラ機能を試してみたので、そのシステム構成と動作結果についてご紹介致します。
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カメラ機能に着目
SLMに追加された機能の中でカメラ連携機能があります。単にネットワークカメラの映像を取り込むことができるというだけではなく、SLMが取得した各種データと連動させることができます。例えば、PLCから取得した温度データが閾値を超えたタイミングで、前後30秒間の映像を記録するといったことができます。
まさにドライブレコーダーのようですね。「数値データだけでの判断に不安を感じる」「現場の映像データも一緒に見たい」こういった考えをお持ちのエンドのお客様には喜ばれそうな機能です。
システム構成
以下に示すシステム構成で、実際にカメラ連携機能を動かしてみました。
今回試したこと:
「SLMで温度データを取得し、温度の値が閾値を超えた際に、ネットワークカメラの映像がどのように記録されるか?」
動作確認
ドライヤーで温度センサーを温め、設定した閾値 (35℃) を超過させてみました。記録された映像は、SLMのモニター画面から確認することができます。PLCから取得した温度データと映像を並べて確認できるので使い勝手が良いです。
イベント検出前(温度 < 閾値)
カメラ映像には、温度センサーが映っています。この時点では、まだ映像に不審な点は見当たらないですね。
イベント検出時(温度 ≧ 閾値)
カメラ映像には、温度センサーをドライヤーで温めている「証拠」が映像として記録されています! イベントの検出時に、任意のコマンドを実行することもできるので、現場のパトランプ点灯などもできそうです。
まとめ
今回は、SLMのカメラ連携機能の一部を紹介させていただきました。自分で実際に動かしてみて、とても使いやすい機能であることを確認できました。
このようなかたちで、当社ソリューションセットをお客様要望に合わせてカスタマイズすることも可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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