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AWSでIoTデータを可視化するなら?主要3サービスを徹底比較

製造業の現場で「IoTを導入してデータの収集は始めたものの、どうやって可視化するのがベストなのか?」と頭を悩ませている担当者の方は多いのではないでしょうか。

データの「見える化」は、生産性の向上やダウンタイムの削減に直結する重要なステップです。しかし、AWS(Amazon Web Services)ひとつとっても、複数の可視化サービスが存在し、それぞれ得意分野やコスト体系が異なります。

本記事ではAWSの主要な可視化サービス3種を徹底比較し、最適なツールを選ぶためのポイントを解説します。

目次[非表示]

  1. 1.比較する3つの主要サービス
  2. 2.サービス別:特徴と料金体系
    1. 2.1.Amazon QuickSight
    2. 2.2.Amazon OpenSearch Service
    3. 2.3.AWS Managed Grafana
  3. 3.利用可能なデータソースの比較
  4. 4.徹底比較表:どれを選ぶべきか?
  5. 5.まとめ

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比較する3つの主要サービス

AWSでIoTデータの可視化によく使われるのは、以下の3つのサービスです。

  •  Amazon QuickSight:ビジネス分析(BI)に特化したフルマネージドツール。
  •  Amazon OpenSearch Service:ログ分析や全文検索に強い検索エンジンベースのツール。
  •  AWS Managed Grafana:多様なデータソースを統合し、リアルタイム監視に長けたツール。

サービス別:特徴と料金体系

Amazon QuickSight

「現場担当者が自ら分析・レポート作成をしたい」場合に最適です。

  •  特徴:ノーコードでドラッグ&ドロップによるグラフ作成が可能です。独自の高速分析エンジン「SPICE」により、大量データもサクサク動きます。
  •  料金:ユーザー単位の月額課金が基本です。作成者向けのユーザーではStandard版は1ユーザー$9/月、Enterprise版は$18/月で、SPICEの利用容量に応じた課金(1GBあたり$0.25/月)などが発生します。

Amazon QuickSight

Amazon OpenSearch Service

「膨大なログから異常を探したり、複雑な条件で通知を飛ばしたりしたい」開発者向けです。

  • 特徴:全文検索やフィルタリングが非常に高速で、リアルタイムのログ解析に適しています。プログラムを用いた高度なアラート設定が可能です。
  • 料金:サーバー(インスタンス)の稼働時間とストレージ量に応じて課金される従来版(Provisioned)と、検索・インデックス処理に使用した計算リソース(OCU)およびストレージ使用量に応じて従量課金されるサーバーレス版(Serverless)があります。従来版の場合、 例えば東京リージョンのt3.small.searchなら1時間$0.056〜、ストレージは1GBあたり$0.1464/月〜となります。

Amazon OpenSearch Service

AWS Managed Grafana

「複数の工場のデータをひとつの画面で、リアルタイムに監視したい」現場に最適です。

  • 特徴:多くのプラグインにより、AWS内外の多様なデータを統合して表示できます。AWS IoT TwinMakerとの連携による3Dモデルの表示など、視覚的に訴求力の高いダッシュボードが作れるのも魅力です。
  • 料金:アクティブユーザー数に応じた課金で、1ユーザーあたり$9/月です。ワークスペースの作成自体は無料で行えます。

AWS Managed Grafana

利用可能なデータソースの比較

IoTデータの格納先としてよく使われるサービスとの連携可否をまとめました。

データソース /

サービス

Amazon QuickSight

Amazon

OpenSearch Service

AWS Managed Grafana

Amazon S3

○( Athena 経由)

Amazon Athena

×

Amazon RDS

(Aurora 含む )

×

Amazon CloudWatch

×

△(連携により可)

Amazon Timestream

×

AWS IoT Core

○( S3/Athena 経由)

○( IoT Rule 経由)

○( S3/Athena 経由)

AWS IoT Sitewise

×

×

AWS IoT

TwinMaker

×

×

SaaS データ

Salesforce など)

×

×

徹底比較表:どれを選ぶべきか?

各サービスの性質を一覧表にしました。優先順位に合わせてご確認ください。

比較項目

Amazon QuickSight

Amazon

OpenSearch Service

AWS Managed Grafana

対象ユーザー

業務・管理部門、現場担当者向き

開発者向き

開発者向き

学習コスト

低(ノーコード)

中〜高

リアルタイム性

△(バッジ更新)

○(リアルタイム)

○(リアルタイム)

アラート通知

△(簡易・最短 1 時間)

○(柔軟)

◎(非常に柔軟)

可視化の表現力

◎(拡張性が高い)

インフラ管理

不要(フルマネージド)

一部必要

不要

UI の日本語対応

×(表記は可)

まとめ

  • 「まずは現場で手軽に、売上や稼働率のレポートを見たい」なら、学習コストが低く日本語対応も完璧なQuickSightがおすすめです。
  • 「設備の異常検知や、ミリ秒単位のログを詳細に分析したい」なら、検索性能とアラート機能に優れたOpenSearchが向いています。
  • 「複数のデータソースを統合し、工場全体の稼働をかっこいいダッシュボードで常時モニタリングしたい」なら、Managed Grafanaが最適です。

製造業のIoT化は「小さく始めて大きく育てる」のが成功のコツです。まずは無料枠やスモールスタートが可能な構成から試してみてはいかがでしょうか。

今回の比較をもとに、より具体的な構成案やコスト試算が必要な場合は、ぜひお気軽にコネクシオにご相談ください。

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Mr.Bear
Mr.Bear
コネクシオのIoTシステム開発課に所属し、10年以上にわたりIoTシステムの開発に携わってきた有識者。積み上げてきた知見を駆使し、お客様のご要望に合わせたシステムの提案を行います。 CONEXIOBlackBearを使って色々な実証実験を行っています。
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