catch-img

IoTとは? IoTの基礎知識や実現できることを解説

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)という言葉は知っていても、実際にどのようなことを指すのか、実態や活用例を知らない方も多いのではないでしょうか?

本記事では、IoTとは何か、IoTで実現できることを具体例とともに解説します。


IoTとは

IoTは、今までインターネットにつながっていなかったモノをつなぐ仕組みのことです。たとえばモノにセンサーをつけ、センサーが取得した情報を活用できるようにすることなどが挙げられます。

つまり、IoTとはセンサーからインターネットなどを通じて情報を送ることで、遠隔操作やデータの蓄積ができるようになること。個人だけでなくビジネスの分野での活用も進んでいます。


IoTの仕組み

IoTは、以下の4つの要素で成り立っています。それぞれを見てみましょう。


■モノ

“モノ”とは、車や家電やスマホなどあらゆるモノのことを指します。建設現場の重機や工場の生産設備などもモノ。センサーが取り付けられることが前提です。


■センサー

モノまたは周辺環境の状態を感知し、データとして読み取ることのできる装置のことです。

「モノや対象物があるか」「どの場所にあるか」などの位置情報から、室内の温度や湿度、明るさ、においなど、多様な種類のセンサーがあります。


■ネットワーク

モノをセンサーが感知したら次はデータを基となる端末に転送する必要があります。この通信手段がネットワークです。ネットワークは有線・無線いずれの方法もありますが、無線ネットワークが一般的です。


■アプリケーション

アプリケーションは、データをヒトが理解できるようにまとめるのが役割です。センサーから転送されるデータは一見して分かりにくい数字の羅列だったり、量が圧倒的に多かったりすることもあります。こうしたデータを理解しやすいように処理してまとめます。


IoTを導入する際は、単に端末(モノ)さえあればよいというわけではありません。これらの4つがそろってこそ、ヒトにとって適した結果がもたらされます。


IoTにより実現できること

ここからは、IoTによってすでに実現されているケースを見てみましょう。人々の生活を便利にするケースや企業活動、街づくりにいたるまで、さまざまな分野で活用されています。

企業・行政向けIoT

スマートファクトリー

スマートファクトリーとは、工場内の設備や機器をインターネットを介して制御できる工場のことです。工場内の生産設備や機器を相互につなげることで、それぞれの状況を確認。遠隔操作で制御できるため、オペレーターの省人化や効率化が図れます。

リアルタイムでデータの収集・分析も行えるため、生産状況や稼働状況の可視化も容易です。これまで負担となっていた業務を効率よく行えるため、人手不足の影響を軽減できます。

また、工場では設備に不具合や故障が生じると、生産ライン全体が止まってしまうこともあります。IoTを活用したスマートファクトリーでは、不具合が生じる前の予防保全が可能です。


スマートオフィス

スマートオフィスとは、建物・設備内のさまざまな場所にIoTセンサーが張り巡らされ、快適性と効率性を高めたオフィスです。温度・湿度、照度などをはじめとした各データを基に自動で制御されます。スマートオフィスは、その場所にいなくても一元管理できるため、場所にこだわらない働き方が可能です。業務効率化や生産性向上を実現します。


スマートシティ

スマートシティは、住宅だけではなく街全体をインターネットとつなげて効率的に管理・運用されている街のことです。海外では道路にセンサーを埋め込み、速度が早い自動車を感知すると信号機の色を変更させたり、公園の土壌に湿度センサーを埋め込んでスプリンクラーと連携させ、状況に合わせて散水したりといった仕組みも実用化されています。

国内でも持続的な経済発展を目指した実証実験が行われる予定です。2021年2月には実験地の静岡県裾野市で地鎮祭が行われました。


個人向けIoT

バスロケーションシステム

バスロケーションシステムは、「いつバスが来るのか分からない」という悩みを解決するシステムです。現在どこを走行しているのか、バスや路線ごとの状況をリアルタイムで把握できます。バスを日常的に利用する人に便利なシステムです。


コネクテッドカー

コネクテッドカーとは、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)端末としての機能をもった自動車のことです。

つねにインターネットに接続して位置情報や道路の混雑状況、車両の状態などを可視化したり、長時間走行している場合にアラートを出したりします。IoTはデータを集約してAIが分析し、最適なフィードバックを可能にするという役割担っています。


モニタリングデバイス

モニタリングデバイスは、建設現場や医療現場、製造現場などでの活用に効果が期待されているIoT機器です。センサーが搭載された腕時計型のリストバンドを装着し、体温や血圧、心拍数などをモニタリングします。高温・高湿度な現場での業務に活用すれば、熱中症などのリスクを軽減できます。安全や健康状態を確認するのに役立ちます。


まとめ

人々の生活や、社会そのものをより便利にするIoT技術。今や私たちの生活になくてはならない存在となっています。

IoTは、工場やオフィスのスマート化を実現し、生産性や業務効率を高めることが可能です。また、個人向けには人々の快適な生活をサポートするさまざまな製品やサービスが提供され、あらゆる場所で規模を問わずに活用されています。

コネクシオでは、IoTの導入をご検討の方に、センサーからアプリケーションまでパッケージ化してご提供しています。「省人化を図りたい」「IoTを活用して生産性を向上したい」とお悩みの企業さま向けに、より詳しい資料をご用意しております。お気軽にご相談ください。

5分で理解できる!
Smart Ready IoTソリューションセット
ご質問やご要望はこちらから
お気軽にお問い合わせください

製造業が直面する課題と人材難・IT化・技術継承の解決策

2021-07-28

新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の感染拡大によってテレワークが徐々に定着しつつあるなか、製造業もまた時代の変化に適応しなければならない時期にさしかかっています。少子高齢化による人手不足やIT化の遅れ、移り変わる社会情勢に対応しきれていないことなど、製造業が抱える課題と解決策について解説します。

ローカル5Gとは? メリット・デメリットと活用法を解説

2021-07-28

2020年3月、国内で次世代の通信規格として新たに商用化した5G。そうしたなか、通信キャリアが展開する5Gとは別に、企業や自治体などが独自に5Gネットワークを構築できるローカル5Gが登場しました。この記事では、ローカル5Gの仕組みをはじめ、メリット・デメリット、製造業における活用法などを解説します。

プライベートLTE導入の課題と活用シーン

2021-07-28

プライベートLTEは、有線でのネットワーク構築が難しい大規模な工場、遠隔制御装置や監視装置を使用するなど、安定した通信が求められる状況において活用が期待されています。この記事では、プライベートLTEのメリットや導入のために押さえておきたい点、活用が期待できる事業などを解説します。

設備点検・監視を効率化するアナログメーターのデジタル化

2021-07-08

製造業においては人手不足の現状も無視できません。今後も深刻化していくと予想される製造業の人手不足に対応するためには、IoTを活用した業務効率化が急務です。今回は工場の設備点検・監視業務における課題やアナログメーターをデジタルデータ化するメリットについて解説します。

スマートファクトリーの実情と5G導入で期待できるメリット

2021-07-08

近年、工場の設備や機械をインターネットで接続するスマートファクトリーが注目されています。そうしたなか、スマートファクトリー化を後押しする次世代の通信技術として、高速大容量通信や多数同時接続に対応した5G回線が登場しました。この記事では、5Gの基礎知識や特徴、スマートファクトリー市場の現状、5Gを活用することによる具体的なメリットなどを解説します。