IoTとは? IoTの基礎知識や実現できることを解説

IoTとは? IoTの基礎知識や実現できることを解説

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)という言葉は知っていても、実際にどのようなことを指すのか、実態や活用例を知らない方も多いのではないでしょうか?

本記事では、IoTとは何か、IoTで実現できることを具体例とともに解説します。

目次[非表示]

  1. IoTとは
  2. IoTの仕組み
    1. ■モノ
    2. ■センサー
    3. ■ネットワーク
    4. ■アプリケーション
  3. IoTにより実現できること
    1. 企業・行政向けIoT
    2. 個人向けIoT
  4. まとめ

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IoTとは

IoTは、今までインターネットにつながっていなかったモノをつなぐ仕組みのことです。たとえばモノにセンサーをつけ、センサーが取得した情報を活用できるようにすることなどが挙げられます。

つまり、IoTとはセンサーからインターネットなどを通じて情報を送ることで、遠隔操作やデータの蓄積ができるようになること。個人だけでなくビジネスの分野での活用も進んでいます。


IoTの仕組み

IoTは、以下の4つの要素で成り立っています。それぞれを見てみましょう。


■モノ

“モノ”とは、車や家電やスマホなどあらゆるモノのことを指します。建設現場の重機や工場の生産設備などもモノ。センサーが取り付けられることが前提です。


■センサー

モノまたは周辺環境の状態を感知し、データとして読み取ることのできる装置のことです。

「モノや対象物があるか」「どの場所にあるか」などの位置情報から、室内の温度や湿度、明るさ、においなど、多様な種類のセンサーがあります。


■ネットワーク

モノをセンサーが感知したら次はデータを基となる端末に転送する必要があります。この通信手段がネットワークです。ネットワークは有線・無線いずれの方法もありますが、無線ネットワークが一般的です。


■アプリケーション

アプリケーションは、データをヒトが理解できるようにまとめるのが役割です。センサーから転送されるデータは一見して分かりにくい数字の羅列だったり、量が圧倒的に多かったりすることもあります。こうしたデータを理解しやすいように処理してまとめます。


IoTを導入する際は、単に端末(モノ)さえあればよいというわけではありません。これらの4つがそろってこそ、ヒトにとって適した結果がもたらされます。


IoTにより実現できること

ここからは、IoTによってすでに実現されているケースを見てみましょう。人々の生活を便利にするケースや企業活動、街づくりにいたるまで、さまざまな分野で活用されています。

企業・行政向けIoT

スマートファクトリー

スマートファクトリーとは、工場内の設備や機器をインターネットを介して制御できる工場のことです。工場内の生産設備や機器を相互につなげることで、それぞれの状況を確認。遠隔操作で制御できるため、オペレーターの省人化や効率化が図れます。

リアルタイムでデータの収集・分析も行えるため、生産状況や稼働状況の可視化も容易です。これまで負担となっていた業務を効率よく行えるため、人手不足の影響を軽減できます。

また、工場では設備に不具合や故障が生じると、生産ライン全体が止まってしまうこともあります。IoTを活用したスマートファクトリーでは、不具合が生じる前の予防保全が可能です。


スマートオフィス

スマートオフィスとは、建物・設備内のさまざまな場所にIoTセンサーが張り巡らされ、快適性と効率性を高めたオフィスです。温度・湿度、照度などをはじめとした各データを基に自動で制御されます。スマートオフィスは、その場所にいなくても一元管理できるため、場所にこだわらない働き方が可能です。業務効率化や生産性向上を実現します。


スマートシティ

スマートシティは、住宅だけではなく街全体をインターネットとつなげて効率的に管理・運用されている街のことです。海外では道路にセンサーを埋め込み、速度が早い自動車を感知すると信号機の色を変更させたり、公園の土壌に湿度センサーを埋め込んでスプリンクラーと連携させ、状況に合わせて散水したりといった仕組みも実用化されています。

国内でも持続的な経済発展を目指した実証実験が行われる予定です。2021年2月には実験地の静岡県裾野市で地鎮祭が行われました。


個人向けIoT

バスロケーションシステム

バスロケーションシステムは、「いつバスが来るのか分からない」という悩みを解決するシステムです。現在どこを走行しているのか、バスや路線ごとの状況をリアルタイムで把握できます。バスを日常的に利用する人に便利なシステムです。


コネクテッドカー

コネクテッドカーとは、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)端末としての機能をもった自動車のことです。

つねにインターネットに接続して位置情報や道路の混雑状況、車両の状態などを可視化したり、長時間走行している場合にアラートを出したりします。IoTはデータを集約してAIが分析し、最適なフィードバックを可能にするという役割担っています。


モニタリングデバイス

モニタリングデバイスは、建設現場や医療現場、製造現場などでの活用に効果が期待されているIoT機器です。センサーが搭載された腕時計型のリストバンドを装着し、体温や血圧、心拍数などをモニタリングします。高温・高湿度な現場での業務に活用すれば、熱中症などのリスクを軽減できます。安全や健康状態を確認するのに役立ちます。


まとめ

人々の生活や、社会そのものをより便利にするIoT技術。今や私たちの生活になくてはならない存在となっています。

IoTは、工場やオフィスのスマート化を実現し、生産性や業務効率を高めることが可能です。また、個人向けには人々の快適な生活をサポートするさまざまな製品やサービスが提供され、あらゆる場所で規模を問わずに活用されています。

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