コネクシオ、福岡市水道局浄水場ポンプ施設での 設備予兆保全実証実験に共同参画 

~IoTの技術を活用したSDGsへの取組み~

2020.7.30

コネクシオ株式会社

コネクシオ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井上 裕雄、以下、コネクシオ)は、福岡市が行うIoTを活用した水道設備の保全業務効率化のための共同研究(実証実験)に参画することとなりましたのでお知らせいたします。

本件は、当社、東亜建設技術株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:藤田 茂久)およびウィットシステムズ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:石川 清)の3社が、福岡市水道局四箇送水ポンプ場での試験運用・検証を2021年3月まで実施するものです。

■コネクシオの担当領域について

 

予兆監視システム 研究構成図

 

安全で美味しい水の安定供給のためには、送水ポンプ等の水道設備の時宜を捉えたメンテナンスの難しさが課題となります。この課題を解決するため、送水ポンプや関連設備にセンサーを設置し、収集したデータをクラウドサーバーに蓄積し「見える化」することで、設備の故障を検知するとともに劣化状況の監視を行います。さらに、蓄積したデータを元に故障の予兆を捉えることで、効果的・効率的なメンテナンスを可能とし、施設の長寿命化・運営コスト削減を図ります。

本件で使用するIoTゲートウェイCONEXIOBlackBear(コネクシオブラックベア)はエッジAI機能(ゲートウェイ上でAI技術を用いて劣化状況の監視や異常判定を行うこと)を備えており、リアルタイムでの予兆診断を可能とします。これにより、従来行われている「時間基準保全(定期保全)」から、機器や設備の劣化傾向を管理する「状態基準保全(予兆保全)」を実現する事ができます。

 

今日までに当社は、全国の浄水場設備や機器、約100箇所に導入実績があり、各地自治体の水道水の安定供給や、水道施設の維持管理に貢献しています。

コネクシオのIoT技術が福岡市の「安全で良質な水の安定供給」の推進とSDGs達成に貢献できるよう、取り組んでまいります。

 

■コネクシオのIoTについて

コネクシオは、20年以上の豊富な経験を持つ大手モバイルメーカーの開発部門がバックボーンとなり、現場で培った通信技術経験や知見を、IoTの現場に最適化したサービスとして提供しております。

これらの経験を活かし、今回のような浄水場システムの遠隔監視や、電力メーターなどの社会インフラ設備の管理に加え、ものづくりの現場における製造生産機器の定期点検・故障予兆、国内外で稼動している建設機械・農業機械といった特殊車両の遠隔稼動状況監視など、多岐に亘る用途で30万箇所を超えるIoTの導入・活用実績を有しております。

今後は、IoTの技術を活用したSDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)達成への貢献や、5G/AIとIoTを組み合わせたお客様の困りごとや課題の解決に、より一層尽力してまいります。

 

■参考

IoTソリューション紹介サイト     : https://conexio-iot.jp/

《導入事例》浄水場システムの遠隔監視: https://conexio-iot.jp/case/case_07.html

 

■企業概要

名称       : コネクシオ株式会社

本社所在地    : 東京都新宿区西新宿8丁目17番1号

設立       : 1997年8月

代表者      : 代表取締役社長 井上 裕雄

証券コード    : 9422(東証一部)

コーポレートサイト: https://www.conexio.co.jp/