【プログラミング不要】Node-REDでメール送信ロジックを作ってみる
コネクシオのテックブログをご覧いただきありがとうございます。
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今回は、複雑なコードを書かずに様々なロジックを組むことができる「Node-RED」と弊社のIoTゲートウェイ「CONEXIOBlackBear」を使い、
「あるファイルが変更された際に、メールでお知らせを送る」ロジック
をプログラミングなしで組んでみます。
▼IoTゲートウェイ「CONEXIOBlackBear」についてはこちら
目次[非表示]
- ・Node-REDとは
- ・今回やってみたこと
- ・手順
- ・用意するもの
- ・ Node-REDをインストール
- ・フローを作成
- ・動作を確認
- ・まとめ
Node-REDとは
Node-REDは、簡単な操作だけでデータのアップロードや機器の動作などを設定できる開発ツールです。ブラウザで下のような画面を開き、行いたい処理と処理を線で結び、フローを作るだけでプログラミングが できます。
例えば、「事象A」が起こったら「メールを送る」という処理をさせたい時には
「事象A」と「メール送信」というノード(画面左側にある四角)をクリックして線でつなぐようなイメージです。
参考:https://nodered.jp/(Node-RED公式サイト)
ちょっと試してみたいことがあったり、簡単な接続テストをしたい時にいちいちプログラム開発をして確認するのは面倒なこともあります。Node-REDはそんな時に非常に役立つツールです。
今回やってみたこと
IoTゲートウェイ「CONEXIOBlackBear」にNode-REDをインストールし、
CONEXIOBlackBear内のファイルが変更された(異常が起こった)ら特定の宛先にメールを送信する、というロジックを組みます。
手順
用意するもの
- CONEXIOBlackBear
- WEBブラウザにアクセスできるPC
- 有線LAN(CONEXIOBlackBearとPCを繋ぐ)
それぞれを繋ぎ、Node-REDをインストールすることで最終的には下のような環境になります。
Node-REDをインストール
CONEXIOBlackBearへNode.js → Node-REDの順にインストールします。
続いて、Node-REDを起動します。
起動後、BBとLAN接続されたPCのWebブラウザから
http://[BBのIPアドレス]:1880
にアクセスし、最初にお見せした画面が表示されればOKです。
フローを作成
ここでは、ファイルが変更されたらメールを送信するフローを作成して動作させてみます。
まず、メール送信に必要なemailノードをCONEXIOBlackBearにインストールしておきます。
次に、PCのWebブラウザで下図のように3つのノードを配置・接続し、プロパティを設定します。
設定できたら、ブラウザ画面右上のデプロイボタンを押します。
動作を確認
「/home/root/ng」というファイルを変更してみます。 すると下のようにメールが受信できました。成功です!
まとめ
以上のように、Node-REDを使ってCONEXIOBlackBearからメールを送信するロジックが簡単に組めました。
当社では、Node-REDでCONEXIOBlackBearを動かすためのノードをNode-RED側へ提供・開発することができます。
「CONEXIOBlackBearへ接続したセンサーや機器の応答を読みだすノード」など、お客様のご要望に応じて 開発ができますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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