AIによる画像解析で何ができる? 仕組みや活用シーンを解説

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自然災害や事故、システム障害などの緊急事態で事業活動が停止した場合、取引先との関係悪化や利益減少などのリスクがあります。

企業を取り巻くさまざまなリスクの発生を予防する取組みとして、AIによる画像解析技術の活用が挙げられます。人が行ってきた監視・検査などの作業をAIが対応することで、精度の向上や予知保全の実現が期待されています。

しかし、IoT機器の導入を検討している担当者のなかには、「仕組みがよく分からない」「どのような業務で利用できるか知りたい」といった方もいるのではないでしょうか。

この記事では、画像解析の基本概要やAIによる画像解析の仕組み、活用シーンについて解説します。


目次[非表示]

  1. 画像解析とは
  2. AI×画像解析で識別精度が向上
  3. AIを用いた画像解析の活用シーン
    1. ①本人認証
    2. ②食品・製品の検品
    3. ③生産設備の監視
    4. ④川の量水標の推定
  4. まとめ


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画像解析とは

画像解析とは、カメラやセンサーなどで取得した画像を、コンピューターの認識技術によってデータ化・分析・判別する技術のことです。

人が目で見て画像を確認する場合、対象物を判別できる情報量には限界があるため、見逃しや誤検出などが発生しやすくなります。

一方、コンピューターによる画像解析では、画像に映っている人やモノなどの対象物の形状・動き・面積などのさまざまな情報を測定して、機械的な判別・処理が可能です。目視と比べて、画像解析の精度・スピード・データ量の向上が期待できます。

また、人が行ってきた点検・監視などの作業を自動化することで、省人化や業務効率化につながることもメリットの一つです。



AI×画像解析で識別精度が向上

従来の画像解析にAIが加わることで、画像データの識別精度が向上して、より高度な活用ができます。

AIを活用した画像解析では、大量の画像データを学習・蓄積させて、AIが自ら画像を識別・判別する機械学習という仕組みが取り入れられています。

学習・蓄積した画像データを基に、人やモノの細かな特徴を識別できるため、画像解析の精度向上が可能です。

また、取得した画像データをAIが分析・予測することで、機器の制御や異常の検知などを行うことができます。リアルタイムでの画像解析・判別によって、設備機器の故障予測や異常の予知検知などにも役立てられます。



AIを用いた画像解析の活用シーン

AIによる画像解析が活用されているシーンを5つ紹介します。


①本人認証

施設の入退室管理やセキュリティ対策などで活用されています。

AI技術であるディープラーニング()によって顔や指紋の画像データから特徴を解析して、データベースに登録した人の顔・指紋と照合することが可能です。

入退室管理を自動化することで、セキュリティ強化だけでなく、人件費の削減にもつながります。また、入退室のデータが記録されるため、不正防止にも役立ちます。

※ディープラーニングとは、深層学習と呼ばれており、人が行う作業をコンピューターに自動で分析・学習させる技術のこと。


②食品・製品の検品

AIによる画像解析は、工場や生産ラインにおける検品作業にも活用されています。

事前に登録した食品・製品の画像情報を照合して、不良品や故障品を自動で判別することが可能です。

検品作業に活用することで、安定した品質の実現や生産性の向上などにつながります。また、人材不足の課題解決にも貢献します。


③生産設備の監視

AIによる画像解析は、設備機器の動作や劣化状態を監視・分析して、故障予測を行うシーンで活用されています。

カメラで撮影した画像データを基に、製品の色ムラや汚れ、個体差などを検出して自動で検知・判別します。また、設備自体のデータを収集することで、部品の劣化具合を分析して、故障・不具合を予測することも可能です。

生産設備の監視にAIの画像解析を活用することで、不良品の見逃し防止や予知保全につながります。


④川の量水標の推定

AIによる画像解析は、地域における自然災害の対策としても活用されています。

河川にIoTカメラを設置して、川の量水標を撮影することによって、取得した画像からAIが河川の推移を分析・推定します。

危険水域を超えた場合には、アラート通知されることで、大雨や台風が起きた際に迅速な避難対応が可能です。

⑤交通カメラでのリアルタイム監視
道路に設置した交通カメラで運行状況をリアルタイムに監視して、事故や異常発生を早期に検知することが可能です。

AIに通常時の人や車の動きを学習させることによって、正常時とは異なる動きがあった場合に、自動で検知されます。

異常が発生した場合には、管理センターや係員などに通知が行くため、早急に対応できます。



まとめ

この記事では、画像解析について以下の内容を解説しました。


  • 画像解析の概要
  • AIによる画像認識で精度向上
  • AIを用いた画像解析の活用シーン


画像解析は、カメラで撮影した画像データを基に、コンピューターが人やモノを判別する技術です。

近年では、AIを取り入れた高精度な画像解析技術が登場しています。AIを用いた画像解析では、機械設備の異常検知や川の水位・道路交通の監視など、予知保全やライフラインへの事故・災害対策にも活用が期待されています。

コネクシオの『Scene Analytics』は、カメラで撮影した動画をAIが解析して、異常を検知するソリューションです。工場での設備不良や自然災害などの環境異常をすばやく検知できるため、事業活動停止の予防にもお役立ていただけます。

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