2021年4月にリリースされて以降、MOOVIEは畜産農家の他にも農業学校などにも導入をされ、以下のような効果を出しています。
・見回り時間の軽減
⇒従来は分娩の様子が気になり、外出時や夜間も頻繁に牛の様子を気にして見に行っていた。
MOOVIE導入後は、お知らせ通知が来てから様子を見に行くことが可能となり、外出時の心理的な不安の解消、
夜間の見回り頻度が減り、従業員の稼働負担が減少した。
【農業経営診断の結果】
投下労働時間が、MOOVIEの導入後1年半で20%の改善
・子牛の出荷頭数の増加
⇒MOOVIE導入により分娩事故が減少。子牛の出荷頭数の増加につながった。
牛の状態に異常がある際も、最大3日前まで確認が可能。どのような問題があるのかを推測できる。
【農業経営診断の結果】
子牛出荷頭数が、MOOVIEの導入後1年半で35%程度増加
・農業学校での生徒、職員の負担減
⇒農業学校では、平日早朝・夜中、休日日中の見回りが生徒により行われていたが、MOOVIEの導入により見回り時間を削減できた。
【効果】
平日:毎日1時間減、休日:1.5時間減により、1週間で約8時間の見回り時間の削減
⇒学生が立ち会う分娩には職員の介助が必要だが、職員がどうしても現場に行けない場合にも
MOOVIEのモニターを見ながら学生に適切な介助方法を遠隔から指示できるようになった。
【効果】
職員の稼働負担減、分娩立ち合いの機会が増えることによる学生のスキル向上
こういった稼働時間への効果の他、これまで分娩のタイミングによって起きてしまっていた子牛の死亡事故による従業員の心的ストレスからの退職が減少するなど、農業の未来を担う人材の定着にも繋がっています。